組織の規範:自由、平等、公平、連帯
今回は株式会社Well-Beingの組織の規範である自由、平等、公平、連帯について紹介したいと思います。
組織とは、共通の目標を達成するために、メンバー間で役割や機能が分化・統合された集合体です。経営学者のピーター・ドラッカーは組織の定義として、一般の人をして一流の仕事をさせることとしています。しかしながら、知識とスキルを持つ優秀な人材を採用しても一流の仕事をしてもらうことは簡単ではありません。
もちろん、組織は理念を持ち、それに応じた戦略を作り、マッチした人材を備えていかなければなりませんが、組織を機能させるにはそれに加えて、明確な規範が必要なのです。規範がなければ、人は自分の好き・嫌い、損・徳で仕事をしがちになります。そうなると組織は機能しません。また、規範がなければスタッフの数が増えても仕事の生産性はそれに比例するようにはなりません。
まず自由ですが、組織のすべてのメンバーの自由を最大化することが尊重されることが求められます。そのためには、人を抑圧する空気や、他人の自由を奪うわがままから組織を守り、創意工夫を行うことをよしとする権限移譲を付与することが不可欠です。ヘルスケアの仕事はマニュアル通りに行うことばかりでなく、利用者さんのさまざまなニーズにできるだけ対応するサービスを行うことが必要です。
次は平等です。組織のなかでは差別や偏りがなく、すべての人が同じルールで等しく扱われることが必要です。年齢、性別、学歴に関わらず均等な機会・条件を与えなければなりません。そして、スタッフ同士は、必要に応じた支援を行うことが求められます。
三番目が公平です。スタッフの間に知識、スキルなど能力に差があることは避けられません。能力に応じ責任を負担し、貢献に応じ報酬を受け、権限も付与されなければ、組織は機能しません。スタッフの労に報いていく仕組みを作ると健全な組織になります。
最後は連帯です。連帯とはスタッフ全体が共通の目的や目的意識を持ち、一致団結して行動責任を共有する状態です。しかし、それだけでは十分ではありません。スタッフが嫌がるハラスメントなどが起こらないような仕組みも重要です。
これらの規範が尊重されてはじめて、協働による相互作用によって、より大きな価値を生み出していく基盤が整ったと言うことができると思われます。