Lifeとは
株式会社Social Capitalの理念は、life(命、生活、人生)、 liberty(自由)、 and solidarity(連帯)の尊重から構成されていますが、今回はlifeについて説明したいと思います。
英語でlifeといえば、命、生活、人生という意味があり、命、生活、人生は相互に深く関係しています。日本国憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と記載されていますが、この生命がlifeを指しています。
障害福祉の分野で話題となるノーマライゼーションもLifeに深く関係しています。デンマークの社会省で知的障がい福祉課に勤務するミケルセン氏が、知的障がい児が 非人間的な扱いを受けていた実態に心を痛め、世界にノーマライゼーションの思想を広げました。そして、デンマークでは1958年に、「知的障がいがあってもその人は一人の人格を持っているのであり、ノーマルな人と同じように生活する権利を持つ」という理念を盛り込んだ報告書がまとめられ、それが1959年「知的障がい者福祉法」として成立しました。
このノーマライゼーションを具体的な形として世界に広めたのが、スウエーデンのベンクト・ニィリエです。彼は「ノーマライゼーションの8原理」を提唱しました。それらは、「一日のノーマルなリズム」「一週間のノーマルなリズム」「一年間のノーマルなリズム」「当たり前の成長過程」「自由とその尊重」「男女がいる世界に住む」「平均的な経済水準の保障」「普通の地域の普通の家に住む」からなります。これらを可能にするためには、住まい、生活、予防、介護、医療の支援が必要ですが、これだけでは十分ではありません。
人間は社会的な生物です。すべての人が共同体に属し、お互いに助けあうことが重要です。人を支援するということは相手との共同作業です。 まず、 相手の立場にたって考えることが大事ですが、 その前提として相手をよく理解することから出発すべきだと思います。相手の立場にたって、「相手が何を望んでいるかというところに関心を持ち、どのように支援したら、相手の life(命、生活、人生)が向上するか」ということに支援の焦点を合わせることが不可欠であるであると考えます。
(馬場園 明)
